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Raspberry Pi (の2) [プログラム]

入手したRaspberry Pi、まず簡単なところから手をつけていきましょう。

・放熱器をつける
放熱器は無くても大丈夫みたいですが、ケースに入れてしまうとやはりCPU温度が上がってきます。ですので、放熱器をつけてみました。300円の無線ルータのCPUにつけようとして、余計に買ってきたものがありましたので、熱伝導シート(シールタイプ)でつけてみました。念のため、ホットボンドで四隅を止めます。一応、多少は効果があったようです。


ネットワークを2つにする
USBのネットワークアダプタを買ってきました。どこのメーカー製だかわかりませんが、600円くらいで売られていたのを買ってきました。Raspberry Piはlinuxなので、このような投げ売り品=普及チップ使用品は、つながりやすいのです(もしつながらなくても、投げ売り=安価なので被害が小さい)。
問題なく使えそうです、発熱を除けば(笑)。


オーバークロックを試す
sshでログインしてrootになります。そして、raspi-configを起動します。

# raspi-config

オーバークロックの項目を選んで、再起動。いろいろと試してみます。標準は、

None 700MHz ARM, 250MHz core, 400MHz SDRAM, 0 overvolt

です。最高速の

Turbo 1000MHz ARM, 500MHz core, 500MHz SDRAM, 6 overvolt

は、私のベンチマークテストで、確かに1.5倍の速度がでていました。しかし、発熱が大きいのと、使っているうちにSDCardのR/Wで問題が生じたらしく、止まってしまいました。で、他の設定を試しましたが、結局、安定して動くのは、

Modest 800MHz ARM, 300MHz core, 400MHz SDRAM, 0overvolt

まででした。

さて、Raspberry Piの速度はどれくらいでしょう? linuxは、

$ cat /proc/cpuinfo
Processor    : ARMv6-compatible processor rev 7 (v6l)
BogoMIPS    : 697.95
(略)

と言っています。えーと、キャッシュがないのでしょうか?

私がベンチマークテストに使っているパズル解きプログラムでは、だいたい

P6世代Celeronの128KB L2キャッシュで、クロック240MHz相当程度

になりました。このP6世代Celeronが2.4GHzとか2.9GHzとかで動作するので、「その当時のCelelonの1/10」ということです。今のCPUから考えると… 途方もなく遅い。これでGUIを動かして教育用にって、目的は賛同できるけど、このスペックじゃぁダメでしょう。所詮は組込み用SoC。GPUをメインに使って、CPUはコントローラに徹する、そんなレベルのCPUに見えます (ただ、GPU自体の性能はそれなりにある、ようです)。



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