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高級料亭と○×タイマー [雑記]

ニュースによれば、吉兆というとても高級な料亭の、一部門が消費・賞味期限を書き換え販売などを行なっていたとのことです。食品の販売と食事の提供の部門間で、古くなった食品の交換を行なったという報道もあります(以下のページ等)。

 http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20071101ddp041040020000c.html
 http://mainichi.jp/life/food/news/20071031ddm041040064000c.html

どう考えてもおかしいのが、いずれも、「現場のアルバイトやパートが独断で行なった」という吉兆の主張です。もし、それが本当ならば、会社の出資者のために、吉兆は彼らに損害賠償を求めなければなりません。高級料亭の看板に泥を塗ることになったので、それはそれは高額な賠償額となるでしょう。アルバイトやパートなら100年働いたって払えない額かもしれません。でも、吉兆はそういう対応を取ろうとしているでしょうか? そうしないのはなぜでしょうか? 答えは明らかですよね。

さて、後者の「古くなった食品の交換」の報道をみて思いだしたことがあります。それは…

その前にまず、古くなった食品を押しつけられた(?)料理店の板前さんたちの会話を『想像してみましょう』。

 若い板前: まったく、困ったもんですね、こんな古い食材。こんなので料理を出したら、店の評判を落とすことになりませんかね?
 年季の入った板前: 半人前、よく聞け。こんな食材で、看板どおりの料理を出せるようになったら「一人前」なんだ。わかったか。

以上の会話は私の想像なのですが、現実にこういう会話をしている会社があったそうです。それは、某○×タイマーで有名な会社です。この会社の製品は、ちょうど保証が切れたときに故障する、というのでタイマーの名が付いているのです。他聞に漏れず、私の買ったTVは2台ともそのタイマーにやられました(TVの修理は大変なんですよ)。
で、その会社の製造部門では、製造したが販売できない部品、つまり、規格はずれの部品を使って、自社ブランドの製品を製造するんだそうです。だから、タイマーは「当然の結果」なのだと。つまり、

 年季の入った上司: 新入り、よく聞け。こんな部品で、動く製品を生産ラインが作れるように設計できるようになったら「一人前」なんだ。わかったか。

ということだそうで、これは、実際に「言われた」とのことです。

一応、かばうわけではありませんが、電子部品などでは、電気的に全く問題がなくても、部品上の文字の印刷がちょっとでもズレたりかすれたりしたものは、「規格はずれ」として出荷しない、というのが、世界に誇る日本の品質管理ですので、そういった部品も含まれているのかもしれません。が、「そういう部品だけじゃない」という声も…。



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