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HDDレコーダのトラブル その2 [雑記]

現在わかっているところまで書きます。


警告
以下の操作は、その操作内容とそれにより生じる危険性を十分に理解している人しか行なってはいけません
HDDの中身の壊れ方によっては、パソコンがハングアップしたり、書き込み中の別のHDDにダメージを与え、パソコンが二度と起動出来なくなる可能性もあります。
ご自身の判断と責任において行なってください


現在の状況:
一部の録画(VR録画)をみることができるようになりました。

やったこと:
「録画状態に問題があり、録画も再生もできません」状態のRD-E300から、Seagate製HDDを取り出し、HGST製300GBのHDDとリプレースしました。
取り出したHDDをlinux(Debian)にSATA-USB変換器を使って接続しました。接続したHDDは、/dev/sdaに見えています。
別のHDDに300GBの空き容量を用意しました。実際には、さらに300GBほど、つまり、計600GBの空き容量が必要でしょう。
RD-E300は、エンディアンが逆なのか、ハード上の制限でそうなったのか、あるいは、プロテクトのため故意にそうしたのか、不明ですが、HDD上のすべてのデータの16bitの上位バイトと下位バイトが逆になっています。
が、linuxなら、以下のコマンドでコピーすれば、通常のバイト順に戻せます。300GBもあるので、かなりの長時間(場合によっては何時間か)かかるでしょう。コピーが終われば、取り出したHDDは不要です。

# dd if=/dev/sda of=RD-E300.img conv=swab
バイト順を変えてコピーしたHDDまるごとのファイルは、UDFフォーマットになっています。
linuxなら、以下のコマンドで/mntなどにマウントすれば、UDFを読むことができます。念のためReadOnlyでマウントします。
# mount -t udf -r -o loop RD-E300.img /mnt
もし、この時点でエラーが起こるようでしたら、HDDの壊れ方がひどいので、別の方法(daresなど)を考えなければなりません。

さて、マウントできたら、中を見てみます。こんな感じです。
# ls /mnt
./        RDCOMRSV.DAT  RDTS00_1.DAT  TS_EPG/    TS_HMANG/  TS_LOG/
..        RDPS00_1.DAT  RDTS01_1.DAT  TS_EPGDT/  TS_HTHMN/  TS_MANGR/
EVT_MGR/  RDPS_DUB.DAT  RDTS_DUB.DAT  TS_HDDAV/  TS_LBRRY/  TS_PFDAT/
画像ファイルは、TS_HDDAVの下の、HDVR_VOBの下にあるHR_MOVIE.VROです。
# ls -l /mnt/TS_HDDAV/HDVR_VOB/HR_MOVIE.VRO
-rw-rw-rw- 1 4294967295 4294967295 248070539264 Feb 27 18:20 TS_HDDAV/HDVR_VOB/HR_MOVIE.VRO
なんと248GBです。1ファイルにすべての録画番組が書き込まれているようです。どの位置になんの番組が書かれているのかは、おそらく、そのディレクトリにあるHR_V0001.MAPから始まる連番のファイルにかかれているのではないかと思います。

とにかく、これを再生してみます。なお、totemでは最初の2時間程度でそれ以上は再生できませんでした。32bitの壁でしょうか?
# vlc /mnt/TS_HDDAV/HDVR_VOB/HR_MOVIE.VRO
すべての番組がつながっているようです。最初の1時間程度を早送りで見ただけで、まだ全部(!?)見ていません。ですので、この先、途中で何が起こるかわかりません。たとえば、消した画像なんかはどうなっているのか、とかです。
また、音声がでない番組がありましたが、これは、オーディオトラックが2トラックあって、別のトラック(トラック2)を選ぶとちゃんと音声が再生されました。

適当なビデオ編集ソフト(250GBのファイルに対応しているものに限る)を使って、これを番組ごとに分割すれば、元の録画番組を取り返すことができるでしょう。

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